今回は胸椎4番「胆嚢症候群」の説明をさせて戴きます。
皆さん、この様な身体の異変に気付いたことありませんか?突然、怒りっぽくなったり、細かいことでイライラしたり、仲の良い友人と意味もなく喧嘩になったり、眼が燃える様に熱くなったり、右肩甲骨の内側がずっと痛い、他人に失礼なことを言ってしまう、ガスが溜ってお腹が張る、右脇腹(マックバーネー点)の貫通性の痛み等。
これは、胆嚢の機能低下、機能亢進によって起こる症状なんですよ。割合的には7:3で女性に多く、中には胆石など手術の必要な患者様もいます。
胆嚢は基本的には肝臓で産生される胆汁を受け取って貯蔵する器官で、摂取した脂っこい食物を消化する為に胆汁を濃縮します。胆嚢は、右脇腹(マックバーネー点)の部位で十二指腸の中に胆汁を注いでます。導管は剣状突起から肋骨に沿って約4cmの肋骨の下部にあります。この様な患者様は胆石を持たれている場合があり、胆石が器官に詰まってしまうことがあるので、私は胆石を動かさない為に患者様に胆石があるかどうかについて、お聞きし注意を払います。
胆嚢症候は7割近くの方が持っており、私の施術院でも断トツ1位なんです。実際、私自身も胆石を2個持っています。(笑) 私もこの症状が出た為、病院に行きました。しっかり勉強していたので、先生に胆石があるんではないかと尋ねると、馬鹿にした顔で「まあレントゲン撮ってみますか」と言われたので、すかさずレントゲンでは胆石は写らないんじゃないんですか。出来ればエコー(超音波)検査して戴きたいんですが、とお願いしました。すると、「まずはレントゲンを撮ります」と言われ私も渋々従いました。結果は当然見つかりませんでした。先生はとりあえずエコー検査も試みました。先生の顔色が急に変わり「え~っ胆石持ってんの」ですって・・・・・・・私は初めから言ってるのに・・・・・・
この様に当院でも症状や触診で胆石の有無を検査することが出来ますので、気になる方はご相談下さい。それから、右肩甲骨内側の痛みがずっとある方はこの症候を取らない限り、解放しないと思います。
胆嚢症候は非常に多いので早目の施術で楽になって下さい。。。