腰痛の予防 第二回

どうして腰痛が起こるのかという原因については、そのうちの一つとしてS字カーブと呼ばれるものが歪んでしまうことによって起こるとされています。脊椎は通常の場合だとS字型をとって軽くカーブしているものの様なのですが、S字型にカーブしていることによって体を支えたり運動機能を維持している様です。腰痛になる脊椎の歪み方としては、まずは反りすぎ腰として凹背とも言うのですが前湾カーブと呼ばれる腰の部分が反りすぎることによって障害が出てきます。また、真直ぐ腰といって平背などと言い、前湾カーブがこんどは平らな状態になることで起こります。これ等の腰痛やS字型カーブの歪みに対する原因としては、普段とっている姿勢が悪いことや生活上で行う動作の癖等がある様です。普段とは異なる状況等、例えば妊娠であるとか普通の人よりも標準体重よりかなり重い人であるとか、体がもともと硬いであるとか運動不足などによって腹筋が弱くなる等して体の重さを支える際にS字カーブが色々な方向で歪んでしまうものとなるのでしょう。

腰痛を改善し予防を行ってゆく為には、日常生活に於いていくつかのポイントがあります。腰痛になったそもそもの原因やその腰痛の程度や状況にもよって対処方法は色々あるのですが、ここでは一般に腰痛症と呼ばれる状態やその症状が軽くなって落ち着いてきた時の対処方法を紹介します。日常で腰に負担の少ない生活方法としては、まずは姿勢を正しく保つことがあげられます。座るときだけではなく立っている時にも良い姿勢を保つようにして自然なS字型カーブを維持するようにして下さい。もう一つの方法としては普段の生活に於いて膝や股の関節を上手に使ってゆくことがあげられます。腰を余り曲げない様、また中腰になるのを避ける為に膝や股の関節を使って物事を行ってゆく様にします。この際には股の関節などが柔らかいほうが腰に重さがかからないので良いようです。